エントランスやアプローチなど元々新築時に作られていたものをそのまま残し、それらに馴染むファサードとなるようデザイン。造作の壁面は建物の外観を考慮した、バランスや圧迫感を感じない色味とした。植栽の配置も、外部・内部からのそれぞれの視点を踏まえ、コーディネートを行っている。玄関から庭へのアクセスも、短い距離ではあるものの、少しでも楽しさを感じられるよう、植栽の中を通り抜けるような動線でデッキのある庭へとつながっている。庭への入り口からは庭の緑が出迎え、小さな階段を上がると広いデッキが広がる。デッキはメンテナンスを考慮して木調のタイルを採用した。夏になると大きなプールを出して親子で水あそびを楽しんだり、季節の良い時期には家族や友人と食事やバーベキューを楽しんだりと、眺めて楽しむだけでなく、庭で過ごす時間はこれからの暮らしの幅を広げ、豊かな日々へとつながっていく。