手付かずのまま新築から数年が経っていた庭。いつも出て過ごせる場所にしたいと話していたオーナー。開放感のあるフォールディング窓を開ければ、デッキは室内の延長として、庭という場所にシームレスにアクセスできる。デッキは出幅を変えることでデッキの上で食事を楽しんだり、テラスに降りれば広いスペースでベンチとデッキに腰掛けて会話を楽しんだり、バーベキューやお茶を楽しんだりできる。水場を兼ねた素材感のあるレンガ積みのウォールは庭のフォーカルポイントとして存在感をもち、様々な植物が季節を彩ってくれる。暮らしの中では様々なシーンがあるが、施主の好みや暮らし方に合わせながらも、自由に使えるよう空間を広く取ることで、それぞれのライフステージで楽しむことができる庭となっている。